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執筆者の写真アグリバイオCLUB

M-01複合乳酸菌施用時のパワーアップ方法

更新日:2022年8月20日


伊藤農園さんでの(M-01など)菌資材活用方法について、ご質問を多数いただきましたので、できる範囲でご紹介します。


※伊藤さんの圃場(施設)は、一般の農家さんのとは前提条件に差があり過ぎるため、「一般的な圃場で施用するなら」という観点の「菌の活動をブーストする方法」になります。





活発に動いていない菌資材をスイッチ-オンにする「クエン酸と糖蜜の添加」


【添加量の目安】

 M-01複合乳酸菌原液:20ℓに対して、クエン酸:100g、糖蜜:500ml

 ※クエン酸は100均などで売っているものでOK。酢酸での代替えもあり。

 ※糖蜜は菌のエサになります。


【希釈倍率】

 M-01複合乳酸菌原液を50~100倍


【施用方法】

 株元へ散布、潅水


【散布量・頻度の目安】

 反あたり300ℓ・2~3週間おき


 水300ℓに50倍希釈なら、

 M-01複合乳酸菌6ℓ/クエン酸30g/糖蜜150ml となります。


 ※作物の状況により、水量を適宜調整してください。

 ※各資材のバランス(比率)は変えずに、水量に合わせて調整してください。



注意点


基本的に土中に効かせるような施用をお勧めしています。

・M-01複合乳酸菌はどちらかと言えば、根圏の微生物環境を改善するのが得意

・糖蜜は他の菌(病害菌含む)のエサにもなるので、葉面散布は効果はあるがリスクも高い。


微生物資材と有機質肥料を混合し潅水チューブなどで流すと、目詰まりが発生することがあります。

伊藤農園さんでは「潅水チューブは消耗品」と割り切って、交換ありきで使っていますが、コスト面を考えると、動噴などを使った株元散布が良いでしょう。



 




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