伊藤農園さんでの(M-01など)菌資材活用方法について、ご質問を多数いただきましたので、できる範囲でご紹介します。
※伊藤さんの圃場(施設)は、一般の農家さんのとは前提条件に差があり過ぎるため、「一般的な圃場で施用するなら」という観点の「菌の活動をブーストする方法」になります。
活発に動いていない菌資材をスイッチ-オンにする「クエン酸と糖蜜の添加」
【添加量の目安】
M-01複合乳酸菌原液:20ℓに対して、クエン酸:100g、糖蜜:500ml
※クエン酸は100均などで売っているものでOK。酢酸での代替えもあり。
※糖蜜は菌のエサになります。
【希釈倍率】
M-01複合乳酸菌原液を50~100倍
【施用方法】
株元へ散布、潅水
【散布量・頻度の目安】
反あたり300ℓ・2~3週間おき
水300ℓに50倍希釈なら、
M-01複合乳酸菌6ℓ/クエン酸30g/糖蜜150ml となります。
※作物の状況により、水量を適宜調整してください。
※各資材のバランス(比率)は変えずに、水量に合わせて調整してください。
注意点
基本的に土中に効かせるような施用をお勧めしています。
・M-01複合乳酸菌はどちらかと言えば、根圏の微生物環境を改善するのが得意
・糖蜜は他の菌(病害菌含む)のエサにもなるので、葉面散布は効果はあるがリスクも高い。
微生物資材と有機質肥料を混合し潅水チューブなどで流すと、目詰まりが発生することがあります。
伊藤農園さんでは「潅水チューブは消耗品」と割り切って、交換ありきで使っていますが、コスト面を考えると、動噴などを使った株元散布が良いでしょう。
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