【酸化還元電位(Eh)】
土壌の酸化還元の強さを表す単位で、酸化還元電位とも呼ばれています。土壌はEhの値が大きいほど酸化状態、小さいほど還元状態にあるといえます。
通常、畑地のEhは+0.6~+0.7V(+600~+700mV)ですが、灌水下の水田土壌では有機物により酸素が消費されるため還元が進み、-0.2~-0.3V(-200~-300mV)くらいまで低下することがあります。
土壌中の物質は、酸化および還元によってその型を変え、その結果、土壌の肥沃性や有害物質の量などが影響を受けるといわれています。
※「土壌肥料用語事典」(藤原俊六郎ら編集・農文協)より抜粋
有害微生物は高い電位(+400mV近辺)を好み、
有用微生物は低い電位(+200mV~0mV近辺)を好む。
畑作土壌は電位が高く(+600mV~700mV)有害微生物の好む環境です。
酸化還元電位を下げることで、有害微生物を抑え有用微生物が活発になる環境へとつながります。
酸化還元電位の低い状態は、YGイーストガードなどのバイオスティミュラント資材で実現が可能です。
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